ヤマハU1Hの買取相場はいくら?ピアノの特徴から買取状況と買取金額を徹底検証してみました!
あなたの大事なヤマハU1H
「40年近く前の古いピアノだし、どうやって処分しよう」と困っていませんか?
ちょっと待ってください。
ヤマハU1Hは、40年近く前の古いピアノですが、
日本がもっとも経済成長していた時につくられた、上質なピアノの一つで、
中古ピアノ市場で、とても重宝されています。
なぜなら、当時使用されていた原材料(木材)が高品質なもので、
丈夫で湿気などに強く、音に狂いが生じにくいピアノだからです。
現在、同品質のピアノを製造しようとすると、百万円は下りません。
「コンパクトで子供にちょうど良い」と言う特徴から、
子どもの練習用ピアノのおススメモデルとして、ヤマハU1Hすすめるピアノの先生や調律師が多くいます。
中古ピアノ販売店によっては、
こういう親からの問い合わせで、入荷待ちをするところもあります。
もしかしたら、あなたの大事なヤマハU1H、
買取査定に出すことで、高く売れるかもしれません。
ヤマハU1Hの買取価格から買取相場を検証してみました!
ヤマハU1Hの買取査定価格
ヤマハU1H買取査定金額(税抜き表示)※2016年6月の相場価格
|
30,000円~130,000円 (3万円~13万円) |
ピアノの買取査定額は、ピアノ買取業者によって、査定基準が異なるため、 買取価格が大きく異なることがあります。
実際、わたしがヤマハU2をピアノ買取査定にしてみたとき、下の表のようになりました。
A社 | B社 | C社 | D社 | E社 |
55,000円 (5万5千円) |
38,000円 (3万8千円) |
50,000円 (5万円) |
55,000円 (5万5千円) |
48,000円 (4万8千円) |
一番高いピアノ買取業者(A社・D社):55,000円(5万5千円)
一番安いピアノ買取業者(B社):38,000円(3万8千円)
その差、約1万7千円。
わたしのヤマハU2は、50年近くも昔のピアノなので、あまり査定金額に差が出ませんが、
ピアノの型によっては、10万円以上も差が出ることがあります。
特にヤマハU1Hは買取価格に約10万円近くの差額が出る型です(下記参照)。
あなたのヤマハU1Hの買取相場はどうでしょうか。
ヤマハU1Hの買取状況と買取金額を徹底検証してみました!
ヤマハU1Hは、ヤマハを代表するスタンダードモデルのひとつ。
最大の特徴は、絶妙なピアノのサイズと販売時期にあります。
ヤマハU1H 基本データ
メーカー | YAMAHA(ヤマハ) |
ピアノタイプ | アップライトピアノ |
型番 | U1 |
サイズ | 高さ:121cm 間口:150cm 奥行:61cm |
重量 | 217kg |
製造番号 | 1340000~4560000 |
製造年月 | 1972年5月~1980年9月 (44年~36年前) |
発売時の価格(税抜き表示) | 230,000円~350,000円 (23万円~35万円) |
ヤマハU1Hのピアノの特徴からピアノ買取状況を検証してみる
U1Hの一番の特徴は、ピアノの大きさ(サイズ)とその販売時期にあります。
1.ヤマハU1Hのピアノのサイズとその特徴
ヤマハのアップライトピアノの標準的なサイズは、以下のように121cmと131cmの二つに類別されます。
高さ(cm) | 間口(cm) | 奥行(cm) | 重量(cm) | |
121cm系 | 121 | 147~153 | 60~64 | 210~230 |
131cm系 | 131 | 152~156 | 64~68 | 235~275 |
U1シリーズは121cm系の最も小さいサイズになります。
一般的にピアノの音の良しあしは、ピアノの高さによって、決まります。
ピアノの高さで弦の長さが変わり、弦の長さが音の良さを決めるからです。
弦が長い方が音が長く柔らかく響くので、
ピアノの背が高いほうが、背が低いピアノに比べて、上質な音が出る仕組みになっています。
ただ、音を出す分には良いのですが、
ピアノもてこの原理が応用されています。
弦が長くなると、音を出すのに相応の力が必要になってきます。
大人が使用する分には、問題ないのですが、
子どもが使う場合、ここが難点になってくる場合があります。
(余談ですが、
131cmのピアノとなると、値も数十万万円以上高くなり、
家の造り上、間口が通らないこともあります・・・)
その点121cmだと、コンパクトな分、小さい力でも音を出すことが出来るので、
子どもの練習用ピアノとしては、コンパクトながらしっかり音を楽しめるとして、
値段も他シリーズに比べて手ごろなことから、重宝されています。
特に、間口の狭い海外(東南アジア)の建物においては、
U3シリーズまで大きいと、建物内にピアノを搬入させることすら難しく、
国内外問わず、中古ピアノとしての需要が根強くなっています。
2.ヤマハU1Hの販売時期とその特徴
そしてもう一つ、ヤマハU1Hの大きな特徴がその販売時期です。
販売されたのは、1970年代、日本中にピアノが普及し始めた時期です。
当時のヤマハは「ピアノの大量生産と販売を可能にしたヤマハ」と言うことから、
「世界のYAMAHA」として注目が集まっていた時期でもあります。
「30年以上前のピアノは値がつかない」と言われていますが、ヤマハはその点化しています。
そもそもで使用する「原材料」を強固にすることで、
「何年経っても壊れにくい」ピアノを製造して来たからです。
ヤマハピアノは独自の研究を重ね、「木材の繊維」に着目し、
使用する木材の繊維構造を、乾燥させて破壊させることで、
「材料そのものを強化する」製造方法を作り上げました。
(ご存知のように、日本は温暖湿潤で、湿気が多い国です。
ピアノに使用される木材が湿気によって水分を含むと、
ピアノ本体そのものに歪みが生じる場合があります。
そうなると弦が緩んで音の響きが悪くなり、調律が必要になったり、
支柱が歪んで、修理しても直すのが難しくなってきたリと、
ピアノ自体、トラブルを抱えることが多くなってしまいます。)
この製法は、ヤマハが世界で初めて導入し、成功させました。
使用している原材料が、元々高品質でありながら、
更に手を加えて丈夫にした木材を使用することによって、
「高品質で壊れにくい」ピアノを世界で初めて作り上げたのが、ヤマハです。
同じく、亜熱帯地方である、湿気の多い東南アジアに輸出したとしても、
元々の繊維が破壊されている分、音が狂うことは滅多にありません。
トヨタの車が世界中で愛用されているのと同じように、
「壊れにくい」「丈夫(頑丈)」そしてmade in JAPANと言う「高品質」なことも、
世界中から、ヤマハピアノが注目される理由のひとつです。
ヤマハU1Hは、
ちょうどこの独自製法を生み出した直後に製造・販売されたピアノです。
つまり、徹底的に原材料と品質にこだわっているので、
何十年経ってもピアノを再生させることが可能です。
U1Hについては特に、上で述べたように、その特徴から、
子供の練習用ピアノとしての需要があると同時に、
「1970年代に製造・販売されたヤマハピアノ」と言う強みから、
製造・販売から40年経ったと言えども、ヤマハU1Hは、まだまだニーズがあります。
ヤマハU1Hの中古販売額からピアノ買取価格を検証してみる
一般的に、ピアノ買取の査定金額は、中古販売価格の30%から50%と言われています。
中古販売額U1H(税抜き表示)※2016年6月時点 | 235,000円~386,000円 (23万5千円~38万6千円) |
U1Hの買取査定金額(上記価格をもとに算出) | 70,500円~193,000円 (7万500円~19万3千円) |
2016年6月時点で、ヤマハU1Hの中古販売額は、おおよそ23万円から38万円。
この金額を元に、買取査定金額を出してみると、
安く見積もるピアノ買取業者価格で7万円台、
高く見積もるピアノ買取業者価格で19万円台、
ピアノ買取業者によって、約12万円もの差額が出てくることがわかります。
何故「一般的」と言われている査定額が30%~50%と幅広くなるのか、
それはピアノ買取業者によって査定基準が異なるからです。
例えば、ピアノ買取業者とひとことに言っても、
✔ ○○型のピアノを欲しいと言っているお客様がいる
✔ 日本国内でピアノを中古販売している
✔ 世界中にピアノ販売網を持っている
など、ピアノ買取業者が欲しいと思うピアノは、それぞれです。
そのピアノ買取業者が欲しいと思うピアノの型と合致すれば、
その分高値で買取される可能性も高くなります。
ただし気を付けたいのは、ピアノ買取業者によっては、
安値でピアノを買付た後、ピアノそのものを解体し、
使える部品だけを販売する業者もあるということ。
今中国では一年間に約40万台ものピアノが新しく製造されています。
高度成長期の日本をしのぐ勢いでピアノが製造・販売されているので、
こう言うピアノ部品のニーズはとても高まっているのが現状です。
ピアノを買取してもらった後は、ピアノ買取業者の自由ですが、
万が一でも、今まで一緒にいた大事なピアノが解体されるとは・・・
あまり考えたくないですね(^^;
結論:ヤマハU1Hはまだまだ買取ニーズあり!その買取査定金額は、約7万円から約19万円!
以上、ヤマハU1Hの特徴から中古ピアノ市場での買取状況と、その価格について説明してきました。
結論を言うと、あなたのヤマハU1Hを必要としている人がたくさんいる状況です。
40年以上前のピアノと言うのは関係なく、まだまだ高値で買取される可能性があります!
ヤマハU1Hはおよそ30万円台で売れることがわかっています。
(2016年6月時点)
そしてその買取査定額は、約7万円から約19万円。
一台のピアノでも約12万円も差額が発生しています。
せっかく大事に使ってきたあなたのヤマハU1H、
「40年以上前の古いピアノだから・・・」と思って処分せず、
次に必要としている人に届けて、もう一度、だれかの大事なピアノにしてあげませんか?