ヤマハU10Aの買取相場はいくら?ピアノの特徴から買取状況と買取金額を徹底検証してみた!
あなたのヤマハU10A、
「20年近くも昔のピアノだけど、買取相場ってどれくらい?」
「そもそも20年も昔のピアノって、買取ニーズってあるの?」
そんな風に思う人も多いのではないでしょうか。
ヤマハU10Aは、ヤマハピアノの代表的なアップライトピアノ、U1シリーズのひとつです。
U1シリーズは、ヤマハが「世界のYAMAHA」として認められるようになったピアノで、
国内外で高い評価を得ることになった、ヤマハの原動力とも言えるピアノです。
U10Aは当時の販売価格が50万円弱でしたが、中古ピアノとしての販売価格は、40万円弱。
20年以上経ってもあまり価格が下落していません。
それだけ中古ピアノ市場で人気があるということがわかります。
もしかすると、あなたが思っている以上に、あなたのヤマハU10Aは高値で買取されるかもしれません。
ヤマハU10Aの買取価格から買取相場を検証してみました!
ヤマハU10A買取査定額(税抜き表示)※2016年6月の相場価格 | 112,000~200,000円 (11万2千円~20万円) |
ピアノの買取査定額は、ピアノ買取業者によって、査定基準が異なるため、
買取価格が大きく異なることがあります。
実際、わたしがヤマハU2をピアノ買取査定にしてみたとき、下の表のようになりました。
買取業者 | A社 | B社 | C社 | D社 | E社 |
買取金額 | 55,000円
(5万5千円) |
38,000円
(3万8千円) |
50,000円
(5万円) |
55,000円
(5万5千円) |
48,000円
(4万8千円) |
一番高いピアノ買取業者(A社・D社):55,000円(5万5千円)
一番安いピアノ買取業者(B社):38,000円(3万8千円)
その差、約1万7千円。
わたしのヤマハU2は、50年近くも昔のピアノなので、あまり査定金額に差が出ませんが、
ピアノの型によっては、10万円以上も差が出ることがあります。
ヤマハU10Aはその典型で、買取価格に約10万円近くの差額が出る型です(下記参照)。
あなたのヤマハU10Aの買取相場はどうなっているでしょうか。
ヤマハU10Aの買取状況と買取金額を徹底検証してみました!
ヤマハU10A 基本データ
メーカー | YAMAHA(ヤマハ) |
ピアノタイプ | アップライトピアノ |
型番 | U10A |
サイズ | 高さ:121cm 間口:150cm 奥行:61cm |
重量 | 210kg |
製造番号 | 4680000~5390000 |
>製造年月 | 1989年10月~1994年3月 (17年~22年前) |
発売時の価格(税抜き表示) | 480,000円~500,000円 (48万円~50万円) |
ヤマハU10Aのピアノの特徴から、ピアノ買取状況を検証してみる
ヤマハU10Aは、U10blの次のモデルで、U1シリーズの中でも後期型にあたり、
アップライトピアノの完成版とも言われています。
弾きやすさと表現の幅に優れて、音にクセがないことで定評があります。
U1シリーズは、ピアノの中でも121cmとコンパクトで、それが一番の特徴であり売りとなっていました。
けれども、ピアノの高さは、弦の長さに直結し、音の強弱や柔らかさ、高低を左右します。
つまり、それまでのU1は、サイズこそコンパクトで使いやすいものの、
どうしても他のシリーズに比べると、音(特に低音部)が響きにくい兆候にあり、
それが欠点となっていました。
U10Aは、それまでのU1に「セミアンダーフェルト」と言う様式を用いて、
それまでのU1シリーズの欠点を改善させ、
それまで出すことの出来なかった、音色を出すことに成功し、
コンパクトながら音に安定感があるということで爆発的に販売されたと言われています。
(画像の赤い部分がアンダーフェルト)
これは、
ピアノの音質を左右する大事な部分である、ハンマーウッドのフェルト部分に、
アンダーフェルトを施すことで、
ハンマーウッドの表面をやわらかく、内部に行くほど固くし、
それでピアノの弦を叩き、音を響かせるようになる仕組みです。
このおかげで、今までのU1シリーズからは表現することが出来なかった高さの音、大きさ、響きを出すことが可能になりました。
※セミアンダーフェルトは、このアンダーフェルトを低音部と中音部に施すことを言います。
ヤマハU10Aはこれらの特徴に加え、
1989年からの5年間しか製造・販売されなかったので、20年経った今でも
・コンパクトながら音の表現の幅が広いこと
・90年代の比較的新しいモデルであること
から、ピアノ中古市場では、入荷待ちをするピアノ中古販売業者もあるほどです。
それほど、ヤマハU10Aを買取したいピアノ買取業者がたくさん居るのが現状です。
ヤマハU10Aの中古販売額からピアノ買取価格を検証してみる
一般的に、ピアノ買取の査定金額は、中古販売価格の30%から50%と言われています。
ヤマハU10A中古販売額(税抜き表示)※2016年6月時点 | 375,000円~398,000円(37万5千円~39万8千円) |
U10Aの買取査定金額(上記価格をもとに算出)
|
112,000円~200,000円 (11万2千円~20万円) |
2016年6月時点で、ヤマハU10Aの中古販売額は、おおよそ38万円から40万円。
この金額を元に、買取査定金額を出してみると、
安く見積もるピアノ買取業者価格で8万円台、
高く見積もるピアノ買取業者価格で19万円弱となり、
ピアノ買取業者によって、約10万円!もの差額が出てくることがわかります。
例えば、ピアノ買取業者とひとことに言っても、
✔ ○○型のピアノを欲しいと言っているお客様がいる
✔ 日本国内でピアノを中古販売している
✔ 世界中にピアノ販売網を持っている
など、ピアノ買取業者が欲しいと思うピアノは、それぞれです。
そのピアノ買取業者が欲しいと思うピアノの型と合致すれば、
その分高値で買取される可能性も高くなります。
ただし気を付けたいのは、ピアノ買取業者によっては、
安値でピアノを買付た後、ピアノそのものを解体し、
使える部品だけを販売する業者もあるということ。
今中国では一年間に約40万台ものピアノが新しく製造されています。
高度成長期の日本をしのぐ勢いでピアノが製造・販売されているので、
こう言うピアノ部品のニーズはとても高まっているのが現状です。
ピアノを買取してもらった後は、ピアノ買取業者の自由ですが、
万が一でも、今まで一緒にいた大事なピアノが解体されるとは・・・
あまり考えたくないですね(^^;
結論:ヤマハU10Aはまだまだ買取ニーズあり!その買取査定金額は、約11万円から約20万円!
以上、ヤマハU10Aの特徴から中古ピアノ市場での買取状況と、その価格について説明してきました。
結論を言うと、あなたのヤマハU10Aを必要としている人がたくさんいるので、
20年以上前のピアノと言うのは関係なく、まだまだ高値で買取される可能性があります!
ヤマハU10Aはおよそ38万円台で売れることがわかっています。
(2016年6月時点)
そしてその買取査定額は、約11万円から約20万円。
一台のピアノでも約15万円も差額が発生しています。
せっかく大事に使ってきたあなたのヤマハU10A、
「20年以上前の古いピアノだから・・・」と思って処分せず、
複数のピアノ買取業者に査定を依頼して、少しでもピアノを買い取ってもらいましょう。
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