ヤマハYUX取相場はいくら?ピアノの特徴から買取状況と買取金額を徹底検証してみた!
ヤマハYUXは、
昭和の名器と言われるヤマハUXに、更に改良を重ねた上位機種のピアノです。
「丈夫でクリアな音を楽しめる、それでいて上質なピアノ」
として、子供の練習用としておすすめするピアノの先生も多く、
利用者は初心者から上級者までと幅広く、
中古ピアノ市場では、入荷待ちをする人がいるほど人気のピアノです。
販売当初の価格が65万円ですが、
中古ピアノ市場では約35万円から約55万円で販売され、
20年近くたった今でも、 あまり値崩れしていないことも、ヤマハYUXの大きな特徴の一つであると言えます。
もしかすると、あなたが思っている以上に、高値で買取されるかもしれません。
買取査定をして、あなたのYUXの相場を確認してみましょう。
ヤマハYUXの買取査定価格
ヤマハYUX買取査定額(税抜き表示)※2016年6月の相場価格 | 100,000~186,000円 (10万円~18万6千円) |
ピアノの買取査定額は、ピアノ買取業者によって査定基準が異なるため、買取価格も異なって来ます。
実際、わたしがヤマハU2をピアノ買取査定にしてみたとき、下の表のようになりました。
A社 | B社 | C社 | D社 | E社 |
55,000円 (5万5千円) |
38,000円 (3万8千円) |
50,000円 (5万円) |
55,000円 (5万5千円) |
48,000円 (4万8千円) |
一番高いピアノ買取業者(A社・D社):55,000円(5万5千円)
一番安いピアノ買取業者(B社):38,000円(3万8千円)
その差、約1万7千円。
わたしのヤマハU2は、50年近くも昔のピアノなので、あまり査定金額に差が出ませんが、
ピアノの型によっては、10万円以上も差が出ることがあります。
特にヤマハYUXは買取価格に約15円近くの差額が出る型です(下記参照)。
あなたのヤマハYUXの買取相場はどうでしょうか。
ヤマハYUXの買取状況と買取金額を徹底検証してみました!
ヤマハYUX 基本データ
メーカー | YAMAHA(ヤマハ) |
ピアノタイプ | アップライトピアノ |
型番 | YUX |
サイズ | 高さ:131cm 間口:154cm 奥行:65cm |
重量 | 240kg |
製造番号 |
3030000~3680000
|
製造年月 | 1980年9月~1982年12月 (36年~34年前) |
発売時の価格(税抜き表示) | 650,000円 (65万円) |
ヤマハYUXのピアノの特徴から、ピアノ買取状況を検証してみる
YUXはアップライトピアノの完成版と言われており、その特徴が大きく二つあります。
1.X支柱
X支柱は、代表的なドイツの権威ピアノメーカー「グロトリアン」の設計を、
ヤマハがヤマハの威信と総力をかけて編み出したものです。
支柱をXにすることで、
ピアノ全体の強度と耐久性、そして安定度が増し、音にも重みと深みが出るようになります。
<一般的なピアノの支柱>
<X支柱>
ピアノ本体はその構造上、音を出すため、何トンもの力で弦を張っています。
ピアノの原材料は木なので、この張力によって、
年数を重ねると少しずつ本体にねじれが生じてきます(経年劣化)。
経年劣化はどのピアノにも生じることなのですが、
支柱が太かったり、数が多いほど、ねじれにくい傾向にあります。
X支柱は斜めからピアノ本体を支えることによって、
ねじれを軽減させることが出来る、構造となっています。
このX支柱を使ったモデルのピアノは、現在製造・販売されていないので、
とても貴重なものとなっています。
2.トーンエスケープ
いわゆる「音の出口」です。
アップライトピアノのほとんどに、トーンエスケープ機能はついているのですが、
YUXほどの上位機種になると、その数が多くなり、
ピアノの全面から出る音がクリアに聞こえるようになります。
アップライトピアノは、ピアノの裏側にある響板から音が出るようになっています。
・・・が、ピアノの裏側から音を聞くことはほとんどありません。
前板があるために、どうしても音がこもりがちになってしまいます。
こうした音への配慮として、
前板部分に一定の空間をつくり、音の出口をつくることで、
ピアノの前面から出る音をクリアにしたのが、トーンエスケープ機能です。
YUXは1980年から約2年間、製造・販売され、現在は廃盤となっているモデルです。
35年近く経っていますが、
・現代では二度と使えない上質な木材が使われていること
・アップライトピアノの完成版と言われていること
から、希少価値がついています。
安定感と耐久性に優れ、それでいて音がクリアに聞こえるというとの特徴から、
子供のピアノの練習用として、多くのピアノの先生が推薦するモデルのひとつです。
それゆえに、ピアノ中古市場においてもかなり人気は高く、
国内の中古ピアノ販売店によっては、入荷待ちをしているところもあります。
ヤマハYUXの中古販売額からピアノ買取価格を検証してみる
一般的に、ピアノ買取の査定金額は、中古販売価格の30%から50%と言われています。
ヤマハYUX中古販売額(税抜き表示)※2016年6月時点 | 355,000円~532,000円 (35万5千円~53万2千円) |
ヤマハYUXの買取査定金額(上記価格をもとに算出) | 106,000円~266,000円 (10万6千円~26万6千円) |
2016年6月時点で、ヤマハYUXの中古販売額は、おおよそ35万円から53万円 。
この金額を元に、買取査定金額を出してみると、
安く見積もるピアノ買取業者価格で10万円台、
高く見積もるピアノ買取業者価格で26万円台、
ピアノ買取業者によって、約16万円!もの差額が出てくることがわかります。
何故「一般的」と言われている査定額が30%~50%と幅広くなるのか、
それはピアノ買取業者によって査定基準が異なるからです。
ピアノ買取業者とひとことに言っても、
✔ ○○型のピアノを欲しいと言っているお客様がいる
✔ 日本国内だけでピアノを中古販売しているので、古すぎるピアノは遠慮したい
✔ 世界中にピアノ販売網があるので、どんなピアノでも買取したい
など、ピアノ買取業者が欲しいと思うピアノは、それぞれです。
そのピアノ買取業者が欲しいと思うピアノの型と合致すれば、
その分高値で買取される可能性も高くなります。
ただし気を付けたいのは、ピアノ買取業者によっては、
安値でピアノを買付た後、ピアノそのものを解体し、
使える部品だけを販売する業者もあるということ。
実際、今中国では一年間に約40万台ものピアノが新しく製造されています。
高度成長期の日本をしのぐ勢いでピアノが製造・販売されているので、
こう言うピアノ部品のニーズはとても高まっています。
ピアノを買取してもらった後は、ピアノ買取業者の自由ですが、
万が一でも、解体されるとはあまり考えたくないですね(^^;
結論:ヤマハYUXはまだまだ買取ニーズあり!その買取査定金額は、約10万円から約26万円!
以上、ヤマハU2Hの特徴から中古ピアノ市場での買取状況と、その価格について説明してきました。
結論を言うと、あなたのヤマハYUXを必要としている人はたくさんいるので、
30年以上前のピアノと言うのは関係なく、まだまだ高値で買取される可能性があります!
ヤマハYUXはおよそ40万円超で売れることがわかっています。
(2016年6月時点)
そしてその買取査定額は、約10万円から約26万円。
一台のピアノでも約16万円も差額が発生しています。
せっかく大事に使ってきたあなたのヤマハYUX、
「30年以上前の古いピアノだから・・・」と思って処分せず、
複数のピアノ買取業者に査定を依頼して、少しでもピアノを買い取ってもらいましょう。